こんばんは インスパイラル ブログです。昨日、とあるお昼の番組の「紫外線(UV) 新常識」という特集で、子供(大人も含め)に与える紫外線の影響や対応策などが放送されておりました!
さらには、ちょっと前にも日経新聞で同じような内容の記事が掲載されていたりと、何かと注目されつつあるようです!
本日は、「紫外線 (UV) からの目やお肌を守りましょう!」と題しまして、サングラスや紫外線についてお伝えしたいと思いま~す!
主にサングラスを掛けるに当たる目的・必要性として
・目やお肌の健康・美容を守る!
・視機能の向上!(カラーレンズや、偏光レンズ、調光レンズによる見え方の調整)
・ファッション!
などが挙げられます!
中でも、最も重要な役割は「目を守る!」と言うことです!
それは、黄砂などの塵や埃などはもちろんのこと、特に紫外線をカットする!という点が最も重要なポイントと言えましょう!
では、なぜ紫外線をカットする必要があるのか!?紫外線が人体に与える影響をご覧ください!
【 紫外線が人体に与える影響 】
≪UV A(波長の長い紫外線)≫
生活紫外線と呼ばれ、曇りの日でも窓から届いたりと日常的に降り注いでいます!
・角膜と言う目の表面を通過し、水晶体で吸収蓄積されることにより、水晶体を白く濁らせ「白内障」を誘発する原因とされています。その他、翼状片なども紫外線による影響が関係していると言われています!
・皮膚の奥深くまで入り込み、皮膚の弾力の基となっているコラーゲンなどを傷つけ、皮膚の老化を早め、シワや弛みの原因となります!
≪UV B(波長の短い紫外線)≫
海や山での日焼けの原因となる紫外線でレジャー紫外線と呼ばれ、オゾン層の減少とともに増加していると言われています!
・目の表面(角膜)で吸収され、海や雪山などでサングラスをしない時に起こる、目の充血やゴロゴロ感、痛みを伴う「角膜炎」の原因となります!
・皮膚への影響が強く、表皮のメラニン色素によって吸収され、炎症・シミ・そばかす・日焼け等を引き起こし、皮膚ガンの原因と言われています!
≪UV C(波長の最も短い紫外線)≫
・UV CはDNAを破壊し、殺菌灯として使われていますが、オゾン層で吸収され、地表には届きません!
と言うように、日頃から当たり前のように浴びている紫外線による影響は、以上の様な事が挙げられます!さらには、こんなデータも出ているそうです!
★お肌のシミや皺などの原因は生理的な老化現象と思われがちですが、その原因の80%は紫外線にあるとされ、「光老化」と言われている!
★瞳孔が強い紫外線を感じると、脳からメラニン色素を作る指令が出され、日焼け止めを縫ったり、長そでなどを着ていても(内側から)日焼けする!
★生涯に浴びる紫外線の50%を子供の頃(18歳くらいまで)に浴びる!
という、驚愕の事実です!!!!!!
つまり、サングラスを掛けたり洋服や日焼け止めをするだけで、病気を予防したり、老化を遅らせることができるわけなんですっ!
実際に、紫外線による影響で皮膚ガンの発生率が高いオーストラリアでは、外出する際の子供にはサングラス・長袖などの着用が義務付けられている地域もあるそうなんですっ!
ということで、大人も子供もサングラスを掛けていただく必要性が高い!ということがご理解いただけたかと思います!
さらには、ご存じのように、季節や季節、場所によっても紫外線の強さはことなります!実際に紫外線はどのように届いているのでしょうか!?
【 紫外線が降りそ注ぐ環境 】
① 日本では、一年のうち紫外線のパワーが最も強いのは6月です。ただし、梅雨のあるところではトータルの紫外線量からすると、その前後よりも少なくなります!つまり、トータルの紫外線量では5月、7月、8月が最も多く降り注ぎます!
② 雨や曇りの日でも紫外線は届いています!快晴の日に届く紫外線を100%とすると、大雨で空が暗く感じるときでも20~30%!薄曇りでは50~80%も届いています!
③ 時間帯としては、太陽が真上近くに来る正午が最も強く、なおかつ10時~14時の4時間で一日の紫外線量の半分を占めます!
④ 標高が高くなると紫外線量も増えます!山では、1000メートル高くなるごとに6~10%くらいの割合で紫外線量が増えます!
⑤ 空からの紫外線だけでなく、地面などに反射して足元から浴びる紫外線もあります!反射した紫外線が最も強いのは雪で80~90%と、空からの紫外線と合わせると約2倍弱!
湖が20~40%!砂浜は15~20%!アスファルトは20%!芝生や土は少なく、10%以下!となっています!
では、実際にサングラスをお使いいただくためのいくつかのポイント・注意点をご覧ください!
【 サングラスをお使いただくにあたってのポイント 】
★レンズの色の濃さで紫外線をカットするわけではございません!
もしかしたら、レンズカラーを濃くすればするほど紫外線がカットできるとお思いの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
[答え]:残念ながら、それは間違っています!
紫外線は、人間の目では見ることができません!つまり、色(の濃さ)では紫外線をカットできず、別で紫外線をカットする処理が必要になります!ですから、クリアのレンズでも紫外線をカットする処理をすれば、ちゃんとUVカットができるのです!
※通常のレンズにおいては、UV Bに関してはほぼカットします!つまり、「UVカットのレンズ」と言われているのは、UV Aまでカットするかどうか?という意味になります!
※また、以前はレンズにコーティングをして紫外線をカットする処理をいてたたため、クリアのレンズでも黄色みが出る場合があったのですが、今は最初からUVカット剤を練り込んだレンズが多くなってきており、限りなく透明でUVカットできるようになっています!
では、レンズに色を入れるのは何故!?どんな効果があるの!?
★防眩効果や視機能向上などに効果を発揮します!
眩しさ=可視光線(人間が感じ取れる波長の光)です!つまり、暗く濃い色のレンズほど(光)眩しさをカットすると言うわけなんです!
カラーレンズの効果としては、
・グレー系=防眩効果が最も高く、すべての波長を平均的にカットするため、自然な色調のままにトーンを下げるカラーです!
・ブラウン系=防眩効果がありつつ、コントラストを高め視界を細部まで鮮明にする効果があります!
・ブルー系=人間が一番明るく感じる黄色系の波長をカットするため、強い日差しや車のヘッドライト(最近は黄色系のライトではないですが)の光も和らぎます!
・グリーン系=取り込む色調の具合が光りに対する人間の感受性(曲線)に近いため、色の差が少なく自然な視界が得られます!また、目の緊張も減少させる効果もあります!
・オレンジ系=スポーツ系のサングラスやスキーなどのゴーグルに良く使われます!視感度を高めつつ、コントラストを高める効果があり、日が陰りかけた夕暮れなどで対象物の輪郭や、ゲレンデの起伏などを際立たせる効果を持ちます!
・イエロー(黄緑)系=他のカラーとは異なり、眩しさを防ぐのではなく、視界を明るく鮮明にするカラーです!人間が最も敏感に感じるカラーであるため、視感度を高める(視界を明るくする)効果があり、曇天や雨天などで視界悪い(暗い)時に適しています!
・ピンク(レッド)系=青や紫の光をカットしコントラストを高める効果を持ちます!ゴルフなどのスポーツシーンでも多く使われます!また、薄めの色合いではファッション的要素も強く、血色の良い肌に見せたり、印象を明るくしたりする効果があります!
というように大まかに分けられます!
とは言え一般的には、「眩しさをカットする!」という効果をお求めの方が最も多いかと思います!そして、ココでも注意点ですっ!
★暗いレンズ程UVカットの必要性が高く、よりガード率の高いデザインも重要!
人間は、暗いところではより多くの光を取り入れようとして瞳孔が開きます!濃い色のサングラスを掛けている時も同じような反応(紫外線が入りやすい状態になる)が起こります!
つまり、暗いレンズ程紫外線をカットする必要性が高くなる!というわけなんです!
また、紫外線は一方向ではなく、あらゆる方向から飛んでくるため、ある程度の大きさがあるデザインや、顔を覆うようにカーブの付いたデザインなどがより効果的だったりします!
と言うことは、眩しさに敏感で疲れたりとかがなければ、無理に濃い色のレンズにする必要はなく、薄い色やクリアでUVカットされたレンズを使えば良し!とも言えるのかもしれません!
そのことを踏まえて、最後にもう一つ注意事項を!
★眩しさに強い! = 紫外線に強いわけではない!
人間の場合人種によって目(や髪の毛)の色が違います!そして、その色はメラニン色素の量で決まります!メラニン色素が多いと黒く見え、少ないと茶色に青い目になります!
そして日本人の多くは、色素が多いため眩しさに強い(光に対する感度が弱い)!という傾向にあります!逆に、光に敏感な人が多い欧米では眩しさを防ぐためにサングラスを掛ける習慣が定着しているのです!(実際、青い目は黒い目の2倍の感度があると言われています!)
では、眩しさに強い傾向にある日本人は紫外線にも強いのでしょうか!?
[答え]は、No!です!
確かに眩しさ(目が感じる光)には強いかもしれませんが、それがイコール紫外線に対して強いということではないので、眩しさに強い人ほど紫外線をカットするために意識してサングラス、もしくはUVカットされたメガネ(度付きでも度なしでも)を掛ける必要があると言えるのかもしれませんね!
★インスパイラルでは、店頭フレームを度なしサングラスとしてお使いいただく方に、初回に限り度なしの紫外線カット(カラー)レンズをサービスでお付けしております!ただし、レンズの種類や形状によっては有料になるモノもございますので、ご了承くださいませ!
ということで、大変長くなってしまいましたが、紫外線が人体に与える影響と、それを防ぐためのサングラスの必要性をお伝えいたしました~!
インスパイラル成城眼鏡店では、美容と健康と、そしてファッションのためにサングラスの着用をお薦めして参りたいと思いますっ!
それでは、また明日お会いしましょう!おやすみなさいませ~い!