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古き良き時代の美しき眼鏡!

2007-06-22 21:03 その他のメガネブランド / 衣裳協力情報  

 こんばんは インスパイラル ブログです!本日は、なかなかお目にかかることができないであろうアンティーク・メガネフレームをご紹介したいと思います!間違いなく長いですから、心して見てくださいませ!文章が面倒な方は、ぜひ画像だけでも!

 眼鏡を深く知る方々に、「美しき眼鏡とは?」という質問を投げかけると、1940年代後半~1950年代頃の眼鏡と答える方も少なくない!いや、むしろ多いくらいかもしれない!
 そんな時代の眼鏡がどうなのか?簡単に、どんな世界情勢のなかで、どんな流れが生まれたのかをご説明しよう!
 1937年にボシュ・ロム社などがレイバンというブランド名のパイロット用眼鏡(サングラス)を開発。第二次世界大戦への需要の中で、技術的な部分も含め、メガネ産業は急成長するのである。 がしかし、40年代の第二次世界大戦の影響で世界中の眼鏡生産は減少していくのでる。
 そして、40年代後半~50年代。終戦後の流れの中で、特にアメリカのメガネの流行がヨーロッパなどに強い影響を与えながら、眼鏡の中に装飾品としての要素を織り交ぜた美しき眼鏡へと昇華していくのである。


 今回ご紹介する40’s後半~50’sの美しき眼鏡フレームは、アメリカに登場した女性用にデザインされたものである。
 現在のメガネの大きな流れの「レトロ感」や「クラッシックスタイル」は、ウェリントンタイプやボストンタイプが主流であることは間違いない!しかし、個人的に言えば、この流れは少し男性色が強いように思える。
 流行になるのか?とか、使いやすいのか?とかは別として、では、その女性バージョンは?と言うならば、「バタフライ型」や「フォックス(キツネ目)型」!別名「キャッツ・アイ」や「ザーマス・メガネ」などとも言われる、吊り上がり系眼鏡と言っても間違いではないはず! 
 それでは、そんな古き良き、そして何より美しき眼鏡をご紹介いたしましょう!


まずは、チタンの2/3の比重であり、繊細な造形を可能にした素材として、古くから(特にこの時代に多く)使われてきたアルミニウム製のフレームをご紹介!
(この眼鏡のデザイン等以外の凄い点は、保存状態の良さ&ケースや眼鏡拭きなど一式残っていることも挙げられます!なんか、ヴィンテージデニムをあさっていた頃を思い出します!)


どうですか!?この何とも言えないシルエットと、細かな造形細工とラインストーン使い!アルミ素材のギラッギラの質感と相まって、もう芸術品の域に達しています!


こちらもアルミ素材の逸品!アルミなのに、なぜこんなに美しく深いカラーが出せるのでしょう!洗練されたデザインも含め、美しいにも程があります!


同じくアルミの逸品!これまた、美しすぎる淡い藤色が、かなり貴重です!
そして、この時代のもう一つの特徴が「彫り」です。フレーム両サイドやテンプルに、美しい彫り模様を施したものもあり、芸術性や装飾的要素を強く表現していました。中には、現在の機械ですら不可能な彫刻もあります。人の手って、すごい!と感じます!


こちらもアルミ製です。カラーはピンクゴールド!さらにはラインストーンによる装飾が、実に華麗です!現在ラインストーンを使用するメガネも、少なくはありません。
が、いずれにしても、この頃のラインストーンによる装飾が、現在にも伝わっているわけなんですね~!

続いては、プラスチックフレームを!


もう、言葉もでません!このデザイン!このカラー!この柄!背筋がゾクゾクします!


うわっ!基本に忠実な漆黒のキャッツ・アイ!
そして、サイドに煌くはリボン型の彫金&ラインストーン!テンプルも、美しき曲線&空間を用い、シンプルさをベースとし、見せるポイントを100%引き立たせる仕上がりです!


最後は、特別にいただいてしまった1950年代のプラスチックフレーム!デザインはもちろん、ラミネート&色使い、細かなディテールなど、すべてが今に影響しておりながら、今では決して表現できない雰囲気を発しているのです!いや~、素晴らしい!実に天晴れ!

いや~、長くなってすみません!いかがでしたでしょうか?美しき芸術性の高いメガネ!現在とは異なった、あの時代ならではの美しさが皆様に伝わりましたら、何よりです!今後とも、皆様に少しでもメガネを知っていただくために、時には真面目に、時にはふざけて、時には長~くやってまいります!
もし、アンティークなどにご興味のある方!お申し付けください!できる限り、ご用意いたします!

それでは、DON平澤のフォックス型を纏った姿でお別れです!

こんなスタイルも、今は逆に新鮮でイイっすね~!

それでは、また明日お会いしましょう!おやすみなさいませ~い!